2013年11月13日水曜日

131113

問題.
期間n年で、クーポンx%、額面a円の債券の金利支払の現在価値(ただし、割引率はx%)はいくらか?

答.a(1-1/(1+0.01x)^n)

解説.
期間n年で、クーポンx%、額面a円の債券の現在価値(ただし、割引率はx%)はa円。
うち元本返済の部分がa/(1+0.01x)^n円。

2012年12月16日日曜日

121216(2)

検定について

事実       仮説は正しいと判断する  仮説は誤りと判断する
仮説は正しい        〇         あわてものの誤り     
仮説は誤り   ぼんやりものの誤り           〇     

というのを見て、笑ってしまった。


121216

以前勉強として[1]を読んでいたとき気付かなかったが、
実務上無視できないことを記しておく。

信用リスクアセット額
=Σ(与信額(保証等オフバランス取引含む)×各リスクウエイト)

赤字の部分が多岐の分類をして報告する必要があり、面倒なところであると思う。

cf.
[1]Excel&VBAで学ぶVaR 青沼君明、村内佳子 p.13

2012年9月15日土曜日

120915

キャッシュ・フロー見積法による2年目以後の貸引について

A社(決算日は3月31日の年1回)
B社に対する貸付金は以下のとおり。

貸出金額 10,000千円
貸出日 x1年4月1日
期間 5年
金利 年10%
利払日 年1回3月31日
x4年4月1日から金利を6.5%とし、返済期日をx7年3月31日とする。


x4年3月31日におけるA社の決算整理後残高試算表

  決算整理後残高試算表 (単位:千円)
貸付金 10,000  貸倒引当金 870 
貸倒引当金繰入 870  受取利息 1,000 

x5年3月31日におけるA社の仕訳

(借) 現金預金 650 千円 (貸) 受取利息 913 千円
貸倒引当金 263 千円


x4年3月31日におけるA社の貸引および貸引繰入の計算は以下のとおり。
割引現在価値
650/1.1+650/1.1^2+10,650/1.1^3=9,130 (千円未満四捨五入)
貸引
10,000-9,130=870

x5年3月31日におけるA社の受取利息および貸引の計算は以下のとおり。
受取利息
(10,000-870)×当初約定利子率10%=913
貸引
913-650=263
ちなみに貸引の計算
870-(10,000-(650/1.1+10,650/1.1^2))=263 (千円未満四捨五入)
でもよい。 



2012年8月26日日曜日

120826

分類基準 評価基準
売買目的有価証券 時価評価
満期保有目的の債券 取得原価・償却原価法
子会社・関連会社株式 取得原価
その他有価証券 時価評価

最後の「その他有価証券」のうち、券面金額と異なる金額で債券を取得し、
その差額が金利調整分であることが明確な場合、
時価評価+償却原価法といえると思う。
というのも、みなし帳簿価額(取得原価+金利調整差額)と時価とを比較して
処理されるからだ。

2011年12月3日土曜日

111203

WACCの計算根拠について考える。

WACC:資本提供者(株主と債権者)の要求に応えるために企業が手元の資産を活用して生み出すべき最低限の収益率。ハードルレートとも呼ばれる。

X :営業利益
r_D:負債コスト
r_E:株主資本コスト
D :負債
E :株主資本
T :実効税率

業績は資本構成の影響を受けないものとし、
以下の場合を考える。


株主と債権者からの資金調達なし

営業利益   X
支払金利   0                 
税引前利益  X
法人税    TX                  
当期利益  (1-T)X
配当       0                  
        (1-T)X



株主からの資金調達あり

営業利益   X
支払金利   0                  
税引前利益  X 
法人税    TX                   
当期利益  (1-T)X
配当      r_E E                   
        (1-T)X-r_E E
株主と債権者からの資金調達なしに比べ
r_E Eの負担。
Eの資金調達をしたので、
負担率
=r_E


債権者からの資金調達あり


営業利益   X
支払金利   r_D D             
税引前利益  X-r_D D 
法人税    T(X-r_D D)         
当期利益  (1-T)(X-r_D D)
配当       0                    
        (1-T)(X-r_D D)
株主と債権者からの資金調達なしに比べ
r_D(1-T)Dの負担。
r_D Dより少なくなるこの働きを、負債の節税効果と呼ぶ。
Dの資金調達をしたので、
負担率
=r_D(1-T)


株主と債権者からの資金調達あり

営業利益   X
支払金利   r_D D             
税引前利益  X-r_D D 
法人税    T(X-r_D D)         
当期利益  (1-T)(X-r_D D)
配当      r_E E                
        (1-T)(X-r_D D)-r_E E
株主と債権者からの資金調達なしに比べ
r_D(1-T)D+r_E Eの負担。
D+Eの資金調達をしたので、
負担率
=r_D(1-T)D/(D+E)+r_E E/(D+E)


2011年7月3日日曜日

110703

証券アナリスト1次で使う公式集(Ver1.110703)

プットコールパリティ
C+K/(1+R)=S+P